楽器日誌
【ATSUTA NEWS Vol.10】
吹奏楽部向け!金管楽器特集
この春から新生活の進学や就職を機に部活動や楽団に入られる方が多くなってくるのではないでしょうか?
今回の管楽器特集では、そんな方の楽器選びに役立つ情報として、金管楽器選びの基本情報を整理していきたいと思います!
管の材質で音色が変わる!
金管楽器の多くは銅と亜鉛を混ぜ合わせて作った合金、「真鍮(ブラス)」を使用しています。ブラス剤の素材の比率によって、見た目や音色が変化します。
『イエローブラス』…銅の比重の少ない材質。最も一般的な素材で、比較的軽めの吹奏感を持った明るく張りのある音色。
『ゴールドブラス』…銅の比重の多い材質で、見た目も赤っぽく変化します。幅のある豊かな音色で、ホールの隅々まで響く音。吹奏感は比較的重めと言われています。
番外編
『洋白』…ニッケルシルバーとも呼ばれる、深く重厚な音色。吹奏楽向けの楽器としてはホルンなどで目にすることが多い材質です。 ※洋白は銅と亜鉛にニッケルをさらに加えた光沢がある合金です。
塗装による音色の違い
金管楽器には、びや汚れから守るため管体にコーティングが施されてされています。これらの仕上げの種類も音色や吹奏感に影響を与えます。
『ゴールドラッカー』
…金に着色した「ラッカー」と呼ばれる塗料で仕上げたもの。切れ味のいいシャープでパワフルな音色。
『クリアラッカー』
…着色のされていない透明なラッカー塗装で仕上げてたもの。楽器の外観は、素材の色がそのまま反映されますまとまりのある暗めの音色。フォルテの音抜けが良いと感じられます。
『銀メッキ』
…銀のメッキを管全体にかけたもの。豊かに広がりのある明るめの音色。抵抗感が強くなる傾向があり、息の量を調節することで細やかなニュアンス表現に対応できます。
『金メッキ』
…金のメッキをかけたもので、やわらかく比較的目立つきらびやかな音色。銀メッキと比べるとダークなトーンに仕上がることが多い。一般的に薄い銀メッキの上から金メッキをかけるため、銀メッキのものよりも抵抗感は強めです。
ベルの加工方法(トランペット、トロンボーン)
ベルの加工方法は、1枚の板から加工してつくる方法と、2枚の板を別々に加工しつなぎ合わせる方法があります。
『1枚取りベル』(ワンピースベル)
…大きなイチョウ型の板をハンマーで叩きながら形を作られてる、上位機種、高価格帯に多く見られる製法です。繋ぎ目部分がベルに向かって1本、背骨を持ったような構造になります。振動がより伝わりやすく、しっかりとした響きをが得られます。その反面、職人の手作業によって製作されるため、個体差が出やすいと言われています。
『2枚取りベル』(ツーピースベル)
…ベルの広がっている部分と筒の部分を別々に加工し、つなぎ合わせて作る製法。加工が比較的簡単で、品質も安定するため大量生産に向いており、入門者向けのモデルや低価格帯に多く見られる製法です。繋ぎ目部分がベルフレア(広がり部分)と胴体部分を張り合わせた構造になります。音が出しやすく、明るい響きが得られます。
吹奏楽でのおすすめモデル
【トランペット】
YAMAHA(ヤマハ)YTR-8335WS
軽量化されたピストンは操作性に優れてます。太さのある「YTベル」の採用することによりウィーンのロータリートランペットのような華やかな響きを実現しました。
Bach(バック)180ML37SP
現代のトランペットの標準的なモデル。適度で心地よい反応・輝き・遠達性・抵抗感は表現力を高めます。
さらに上を目指すなら、
Schilke(シルキー)SB4-OT SP
華やかで豊かなシルキーの音色、程良い抵抗感があり、パワフルな音色から繊細な音色まで演奏者のイメージした音色を奏でてくれます。
【トロンボーン】
YAMAHA(ヤマハ)YSL-882O
オープンラップタイプ。繊細な音色からパワフルな音色まで奏者の表現力を発揮します。
Bach(バック) 42B
トラディショナルラップタイプ。トロンボーンの伝統的なモデル。適度な抵抗感、締まりのある音色が特徴。
さらに上を目指すなら
Willson(ウィルソン) TA411LYB
空気の無駄を限りなく無くした「ロタックスバルブ」を搭載。息を入れたときの反応の良さが特徴。
【ホルン】
YAMAHA(ヤマハ)YHR-567GDB
YAMAHAホルンのスタンダードモデル。吹きやすさと、正確な音程が特徴。
さらに上を目指すなら
Alexander(アレキサンダー)103MBL
世界中のホルンの礎となったモデル。存在感のある音色は、溶け込みやすさ、響きともに大編成でも響き渡ります。
【ユーフォニアム】
YAMAHA(ヤマハ) YEP-642S
パワーがあり遠達性に優れたサウンドが特徴。奏者の表現を引き立ててくれます。
さらに上を目指すなら
Willson(ウィルソン) TA2900-BS
世界中のトッププレイヤーにも選ばれています。輪郭のある明るい音色が特徴です。
この他にも、管楽器選びに役立つQ&Aを公開中です!
「管楽器に関するQ&A」はこちらから!
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【お子様のレッスン用ピアノの選び方】
習い事を始める方が多くなる春、お客様からこのようなお問合せをいただきます。
・ピアノのレッスンを始めたは良いが楽器はどうやって選んだらいいの?
・どこまで続くか続くかわからないから手頃なキーボードでも大丈夫かな?
そこで今回はレッスン用ピアノの選び方のポイントをご紹介いたします♪
ポイント①
少しでも先生とのレッスン環境に近づけた楽器選び
まず考える事は「レッスン用のピアノ」だということです。
大人の習い事も同じ事が言えますが、やはり先生のところでレッスンを受けている環境に近づけて、ご自宅での練習環境を整えているとお子様も意欲的に練習が行え、習い事におもしろさを感じる事ができます。
例えば、先生とところで電子音楽のレッスンを受けており、電子楽器で演奏している環境でしたらご自宅でも電子楽器を使用した方がお子様もスムーズに練習できます。
また、先生とのレッスンはグランドピアノやアップライトピアノといったアコースティックピアノを用いているようでしたらご自宅でもアコースティックピアノを使用する方が練習環境のギャップが少なく練習できます。
ポイント②
お子様の成長に合わせた楽器選び
3-5歳でレッスンを習い始められる場合と、7-9歳で習い始められるのとではお子様の指や体の筋力は異なります。
楽器も電子ピアノとアコースティックは弾き心地(鍵盤を押すときの力加減)が違いますので、何を重視するのか、という考えが大事になってきます。また、3-5歳ですと多くのお子様はピアノの椅子に30分座っていることさえもなかなか大変です。
その上で弾き心地は電子ピアノと比べて抵抗感があるが感性を育む自然な音色が魅力的なアコースティックの楽器を用意するのか、弾き心地が比較的軽やかで機械で作られた様々な音色が搭載された電子楽器にするか、と保護者様のお考えをまとめていきましょう。
おススメ楽器例
小学校に入られる前にレッスンを始められるお子様はキーボードや電子ピアノから始められる方も多いです。筋肉の発達を待ってから、レッスンが続くかどうか見極めてから、とお考えの方におススメです。
電子ピアノ ヤマハ P-125
「自然な音で感性豊かに音楽に親しんで欲しい」、「保護者も演奏を楽しんでおり子供も長く続けて欲しい」、「または長く続けそうだ」、という方にはアコースティックピアノや、アコースティックにより近い仕様の電子ピアノがおススメです。
クラビノーバ ヤマハ CLP-745
アップライトピアノ ヤマハ YUS3
ポイント③
レッスンの進度、内容に合わせたピアノ選び
幼少期からピアノを弾きはじめられる方もいらっしゃれば、「小学校の高学年はたまた中学生になってから」、「大学の授業で必要になったので」、と様々な状況があります。
指導される先生によってレッスンの内容は異なりますが概ね上達されるにつれてピアノの音色の変化が分かるように技術が身についてくるようです。
そしてこの音色の変化が弾き方によったりペダル効果からくるものだったりしますので、特に電子音楽ではなくアコースティックピアノを使用したレッスンを受けていらっしゃる方はより表現豊かなピアノを選ばれると練習も快適に行えます。
ご自身が楽器を演奏する上でどのようなことをやりたいのか、レッスンでどのようなことをしているのか、ということから楽器を選ぶことも良い方法です。
おススメ楽器例
子どもが3-5歳でレッスンを始め小学生になり、この先ピアノのレッスンでペダルを使用することが増えてくる、とお考えでしたらアコースティックピアノがおススメです。その中でも本格的なペダル効果を学びたい方はグランドピアノの方がより豊かな演奏を表現できます。
アップライトピアノ ヤマハ YUS3
グランドピアノ ヤマハ C3X
以上、今回は【お子様のレッスン用ピアノの選び方】のポイントをご紹介させていただきました。
電子ピアノとアコースティックピアノの違いはこちらのQ&Aも参考になさってください!
こちら→https://atuta.net/question/questions/view/10
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スタッフコラム
ここでは月替わりでスタッフによるコラム記事をお届けしていきます。
今月の当番:岩﨑
こんにちは!岩﨑です。ここ最近は、InstagramやTwitterといったSNSで主に管楽器の情報を投稿させてもらっています。主に楽器の写真を撮影してUPしているんですが、楽器をきれいに撮るのって意外と難しい!
個人的に撮影難易度No.1なのは、トロンボーン!
トロンボーンって、すごく細長いじゃないですか?全体を撮ろうと思うの引きすぎて楽器がうまく写らないですし、アップで寄りすぎても楽器のどの部分がよく分からない・・・毎回四苦八苦しながら半泣きで投稿作業おこなっています(笑)
そんな苦労の結晶等の投稿、いろんな方に見ていただけると嬉しいです!
↓各種SNSはこちらです!
さて、今回のアツタニュースはここまで!次回の更新もお楽しみに!
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