楽器日誌
マウスピースの選び方~金管楽器編~
こんにちは!矢田です(*・ω・)ノ
今回から金管楽器編と木管楽器編の2回に分けて、マウスピースの選び方についてご説明します。
本日は金管楽器のマウスピースについてです。
マウスピースを選ぶときのポイント☝
唇の厚さや大きさ、歯並びにぴったりあったものを選びましょう。
人間は一人一人唇の厚さ、大きさが違います。もちろん歯並びも違ってくるので、唇に当てた時に違和感が無い物、そして、吹いていて疲れないものを選びましょう。
学生の時は学校にある楽器についているマウスピースで練習する人も多いと思いますが、使っていて違和感があるもの、すぐに疲れてしまう、という方は色々なマウスピースを吹いてみるのもいいと思います。
自分の求める音が楽に出せるものを選びましょう。
難しい言い方かもしれませんが、簡単に言えば、「自分がイメージしている良い音」を出せるマウスピースを選ぶことです。
ざっくりと「明るい音が出したい」「大きな音を出したい」「高音を安定して吹きたい」など、、、
演奏するにあったって自分の音をどういうふうにしたいのかわかるとそれに合わせたマウスピース選択が出来ます。
自分の楽器で試奏しましょう。
現在使用している楽器(マウスピースも)を持って試奏しましょう。学生の方で学校の楽器を使用している方は顧問の先生に持ち帰ってもいいか確認してください。
使用しているマウスピースと比較しながら試奏すると違いが良くわかると思います。
マウスピースの特徴☝
マウスピースの特徴から自分に合ったものを絞り込んでみましょう。メーカーによって品番が様々ですので、近い物を探しましょう。
リムの厚さ
厚いリムは唇を支える部分(面積)が広くなる為、高音域が出しやすく、長時間の演奏が楽になりますが、コントロールが難しくなります。
薄いリムは音のコントロールは容易になり、幅広い音域をカバーする柔軟性がありますが、疲れやすくなる傾向があります。
リムの内径
小さいものは高音の演奏がしやすくなりますが、音量は小さくなります。
大きいものは低音が安定し、音量が大きくなりますが、持久力が必要になります。
※内径は数字で表されることが多いです。(Bachは数字が大きくなると径が小さくなります。ヤマハは数字が大きくなると径も大きくなります。)
カップの深さ
浅いカップは明るい音色で高音の演奏がしやすくなりますが、音量は小さくなります。
深いカップは暗めの落ち着いた音色で低音域が出しやすく、音量が大きくなりますが、持久力が必要です。
※カップの深さはアルファベットで表されることが多いです。(Bachはアルファベットが進むとカップは浅くなります。ヤマハはアルファベットが進むと深くなります。)
カップの形状(ホルン)
Uカップは輪郭のある明るい音色で、高音域が楽になります。
Vカップは抵抗が少なく柔らかで、暗めの落ち着いた響きになります。
スロート
細く長いスロートは抵抗が強く、スピード感のある明るい音色になり、高音が出しやすくなります。
太く短いスロートは暗めの落ち着いた音色で大音量が得られますが、抵抗が少なく疲れやすくなる傾向があります。
店頭にあるマウスピースでしたら、試奏が可能です。ぜひお試しください。お電話でご予約いただくとスムーズにご案内が可能です。
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