楽器日誌
【アコースティックピアノ修理】音が出ない!①
こんにちは!太田です★
ピアノの移動が活発になる時期もあってか、お客様からピアノ修理のお問合せをいただきます。
アコースティックピアノというと縦型のアップライトと奥行が大きいグランドの2種類に大きく分けることが出来るのですが、どちらも故障要因のほとんどは消耗品の交換時期が来たことと、湿気や温度変化によって部品が動き、動作不良を起こすことです。
音が出ない!①
「鍵盤を押しても音が出ません」とお客様からご相談があり様子を見にお伺いしました。
ピアノは2000パーツ以上から作られておりますので一つの音が鳴らないだけでもいろいろな部品の状態を調べる必要があります。
\アップライトピアノのアクション部/
今回はハンマーという弦に触れて音を鳴らすパーツに動作不良が見つかりました。
このパーツがアップライトピアノ1台に88本付いており、赤いクロス(小さな丸)のところを起点に前後運動をします。
この赤いクロスや周辺木部に湿気が多く含まれたり、通っている金属のピンに錆が出て動きが悪くなると音も出にくくなってきます。
ハンマーとバットフレンジに分解し金属のピンを新しいものに交換していきます。
一本ずつ赤いクロスとの兼ね合いを見ながら・・・
修理内容:バットフレンジセンターピン交換88本
※別途お客様宅にて整調作業あり
鍵盤は動くけど音が鳴らない場合は皆さんが普段目に出来ないアクション部といったピアノ内部に原因がありますので、おかしいな?と思われたら早めに調律師や楽器店に相談しましょう!!
放っておくと残念ながらピアノはほとんど同じ部品を各88ヶ所に使用していますので音が出ないところが増えてしまうかもしれません。
参考になさってください♬
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