楽器日誌
【電子ピアノ修理】鍵盤が戻らない!
こんにちは!岩﨑です。
クラビノーバをはじめとしたヤマハ電子ピアノシリーズをお使いの方で、「鍵盤の戻りが悪い(戻らない)」症状でお悩みの方が多いようです。
実際にアツタにご依頼いただく修理内容でも、この症状はかなりの件数を占めています。
今日はこの「鍵盤の戻りが悪い」症状についてご紹介させていただきます!
なぜ鍵盤の戻りが悪くなるのか?
細かな要因は様々ありますが、今まで修理させていただいた経験から、よくある2つのパターンを紹介いたします。
まず1つは、「鍵盤パーツの摩耗」です。
ヤマハ電子ピアノの多くは、鍵盤が1つずつフレームに収まっているのですが、鍵盤のフレーム接触部が摩耗して動きが悪くなる場合があります。また件数は少ないですが、フレーム部だけでなく、鍵盤下に入っているスプリング(板バネ)の接触部が摩耗/割れているケースも。
いずれも、該当の鍵盤を新しいものに交換することで症状が改善します。修理の所要時間は1時間~1時間30分程度です。
2つ目が、「クッションフェルトの落下」です。
鍵盤ユニットには、打鍵音を小さくするために「クッションフェルト(ストッパーフェルト)」が入っています。
通常は↑のようにフレームにくっついているのですが、湿度や温度の変化によって、このフェルトが落下してしまう場合があります。
フェルトが落下すると↑のようにハンマーの戻りを途中で止めてしまい、鍵盤が上がりきらなくなってしまいます。この原因の場合ですと、1つではなく、1~数オクターブの広い範囲にかけて鍵盤が戻らないことが多いです。またフェルトが落ちることでハンマーが直接フレームに接触するため、強打鍵時に「カタン」と大きな音が聞こえることもあります。
こちらの場合は、フェルトを新しいものに貼り替える事で症状が改善します。所要時間はこちらも1時間~1時間30分程度。電子ピアノフェルト関連の修理記事はコチラもございます。
鍵盤周りの修理は、治りやすい?
電子基板と違い、鍵盤関係のパーツは後継機種を代替えパーツとして使用することができるため、上記の様な症状でしたら生産終了後10年以上経過しても修理対応が可能なケースが多いです。
弾き心地に直結する重要な部分ですので、お困りの際はぜひアツタまでご相談くださいませ!お問合せ、ご相談はコチラから。→お問合せフォーム
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