楽器日誌
【ATSUTA NEWS Vol.4】
【管楽器特集】Yanagisawa(ヤナギサワ) アルトサックス モデル紹介
世界を代表するサックスメーカーの1つであるYanagisawa(ヤナギサワ)より、先日限定生産の新モデル、「A-WO30BSB」が発売されました。そこで今回は、ヤナギサワアルトサックスのラインナップをご紹介いたします。
ZEN-ON創立90周年記念モデル
《A-WO30BSB》
ZEN-ON創立90周年を記念して造られた、ヤナギサワサックスの限定モデル。
ZEN-ONを象徴する青色から着想された桔梗（キキョウ）の花が管体に手彫りで施されています。
銀材を使用したWO3番台で、初の単座使用モデル。長座を外し軽量化することで、高いレスポンス牲を実現しました。
ネックと2番管はシルバー製、1番管とベルはブロンズブラス製を採用。シルバー製のシャープさと、ブロンズブラス製の柔らかさとが相俟って、演奏表現の新たな領域を拓きます。
ヤナギサワサックスの中では強めの抵抗感をもち、息をタイトにまとめ上げてくれます。シルバー特有の柔らかな音色で、音のつなぎもスムーズでとても綺麗なサウンドに仕上がった1本です。クラシックや吹奏楽のジャンルでご使用の方、美しいサウンドをお求めの方に大変おすすめです。
〜付属品も特別〜
■ヤニーリガチャー(ゴールドプレート仕上げ)
□マウスピースキャップ(環境にやさしい材料を使用したキャップ)
■ヤニーブースター(初のシルバープレート仕上げ)
□A-WO30BSB専用ケース(ホワイトステッチ、金具は銀色)
仕様
◆ネック：シルバー製/クリアラッカー
◇2番管：シルバー製/クリアラッカー
◆1番管：ブロンズブラス製/シルバープレート仕上げ
◇ベル：ブロンズブラス製/シルバープレート仕上げ
◆タンポ：高気密防水タンポ+メタルブースター付き
Yanagisawa(ヤナギサワ) A-WO30BSBの商品詳細ページはこちら！
Lightタイプ
管体素材を薄く軽量に作られた、低価格帯のシリーズ。軽やかな吹奏感を活かして、ジャンルを問わず様々なシーンに使えるサックスです。
《A-WO1》
イエローブラス製のスタンダードなモデル。初心者から上級者まで幅広いプレイヤーに愛されるベーシックモデルです。明るく華やかな響きが特徴。
優れた音抜けと音程、抜群の吹きやすさが、奏者を一層音楽表現に集中させます。吹奏楽などでオールジャンルの楽曲を吹きたい方や初心者の方におすすめのモデル。
キーレイアウトもコンパクトなどで、指回しもスムーズでとても操作性に優れています。少量の息でも軽く音が出てくれますが、逆に大音量での吹き込みは少し苦手な印象。繊細で美しいサウンド音が好みの方にお勧めの一本です。
仕様
◆管体：イエローブラス製/クリアラッカー
◇ライト仕様
◆タンポ：高気密防水タンポ
Yanagisawa(ヤナギサワ) A-WO1 の商品詳細ページはこちら！
《A-WO2》
管体素材に銅の含有量の多い「ブロンズブラス」を使用したモデル。しっかりとした響きを持ち、クラスを超えた実力とコストパフォーマンスは上級者にもおすすめ。
軽快感と豊かな響きを両立。柔らかく艶やかなブロンズブラスサウンドが、奏者の感性に応えます。初心者から上級者まで、吹奏楽、アンサンブル等でしっかりと音を出したい方におすすめのモデルです。
銅の含有率の高いブロンズブラスを使用しているため、より太く柔らかい、温かみのあるサウンドです。この価格帯で他のフラグシップモデルに劣らないコストパフォーマンスは是非試奏にて体感していただきたい逸品です。初心者から上級者までおすすめさせていただきます。
仕様
◆管体：ブロンズブラス製/クリアラッカー
◇ライト仕様
◆タンポ：高気密防水タンポ
Yanagisawa(ヤナギサワ) A-WO2 の商品詳細ページはこちら！
Heavyタイプ
ライトタイプよりも肉厚な管体を使用した上位シリーズ。しっかりとした吹き応えを求めておられる方におすすめです。
《A-WO10》
程よい抵抗感のある「ヘヴィー仕様」で、プロプレイヤーも納得の鳴りの良さと豊かな響きを持っています。心地よい吹奏感に程良い抵抗感。安定感のある明るく煌びやかなその音色が、演奏者をより高次元のステージへと誘います。
程よい抵抗感があるため、経験者、上級者にもおすすめです。他のメーカーと比べても調整の精度が非常に高く、ヘヴィーモデルだが軽い吹奏感で、低音から高音にかけて全ての音域でストレスなく鳴ってくれます。音の響き方や広がりもコンパクトに纏まっているので、適度にリラックスしながら柔らかく吹くのがオススメ。
仕様
◆管体：イエローブラス製/クリアラッカー
◇ヘヴィー仕様
◆ダブルアームキィ
◆タンポ：高気密防水タンポ
Yanagisawa(ヤナギサワ) A-WO10 の商品詳細ページはこちら！
《A-WO20》
ブロンズブラスを管体素材に採用することで、やわらかな音色を実現。太くて重量感のある鳴りと色艶のあるマイルドな響きが魅力。重厚ながらも、柔らかく艶のある音色。
ブロンズブラスが奏でる豊かなサウンドは、音楽表現に、より一層の深見を与えます。力強いサウンドは、ジャズやポップスにも活躍してくれます。イエローブラス製のA-WO10と比べると、ブロンズブラス製のこちらは、よりワイドに音が広がり、中〜低音域に独特な艶のある音色が魅力です。
仕様
◆管体：ブロンズブラス製/クリアラッカー
◇ヘヴィー仕様
◆ダブルアームキィ
◇タンポ：高気密防水タンポ+メタルブースター付き
Yanagisawa(ヤナギサワ) A-WO20 の商品詳細ページはこちら！
管楽器にはそれぞれに違った個性があり、奏者によって感じ方や好みの音色も異なります。まずはご自分でも試奏して違いを体感いただくのが楽器選びの第一歩です！
また、とりあえず楽器を持っていみたい・・・という方には特価商品や中古楽器もおススメです。
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在庫リストは随時更新しておりますので、気になるかたはぜひチェックしてみてください！
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皆様の楽器選びの参考になったり、音楽を好きな方が少しでも楽器に興味を持っていただけるきっかけになれば幸いです。
【ピアノ特集】～アコースティックピアノの修理・メンテナンス～
これからの時期、例年多数のお問合せをいただくピアノの修理・メンテナンス。ご実家に帰省されたタイミングや、子どもさんのレッスンの様子を見て、など理由は様々です。
しかしながら十数年ぶりにいざ弾いてみると・・・
音程がおかしいだけでなく、音が出ないところがあったり、鍵盤が重たく弾きにくく感じたりとトラブルが発生していることがほとんどです。
アツタ楽器ではこのようなピアノも修理・メンテナンスを承っております！！
オーバーホール
作業をする方によって内容が変わりますが基本的には必要な消耗部品を交換し、内装清掃と外装磨きを行い、新品同様に仕上げる修理です。
アツタ楽器では弦・チューニングピン・ハンマー交換を主として行い、ペダルや外装も磨き上げます。
（場合によっては外装の再塗装を施すこともございます。）
消耗部品交換
オーバーホールまでは手をかけず、必要最低限の消耗部品のみ交換することも可能です。
例：虫害にあったクロスを88鍵盤分、切れてしまった弦1本だけ、剥がれた鍵盤を数鍵だけ交換して欲しい。
部品の調整
〇アクション機構を正常に作動させる
部品を調整し、弾きやすいピアノの状態に仕上げます。
例：連打がしにくい、鍵盤が重たく感じる、スタッカートが表現できない。
※部品の調整だけでは解消せず、消耗品の交換が必要なこともあります。
〇音程・音色を整える
部品を調整し音程や音色を整えます。（調律・整音作業）
例：音がこもっているように感じる、音が伸びない、音程がおかしい。
※部品の調整だけでは解消せず、消耗品の交換が必要なこともあります。
クリーニング
ピアノ内部の清掃、外装の汚れ落とし・磨き
その他
外装の傷補修など
ご自身でお持ちのピアノに何が必要かを判断するのは難しいかと思いますので、まずはお気軽にご相談ください！！
★ピアノの調律や修理サービスについては↓こちらをご覧ください！
★アツタ楽器で試弾できるピアノ在庫リストは↓こちらから！
スタッフコラム
ここでは月替わりでスタッフによるコラム記事をお届けしていきます。
今月の当番：管楽器リペア担当 梶田
こんにちは！梶田です。
前回の岩崎さんからバトンを引き継ぎ、自分もまずは自己紹介や普段行なっている業務・サービスについてお話ししたいと思います。
現在に至る経歴としましては、
６歳の時に後に仕事でお世話になることになるアツタ音楽教室でピアノをはじめ（今では全然弾けません…）、中学で家族の影響を受けてか吹奏楽部に入部しサックス担当に。その後高校を卒業するまで部活漬けの生活を送っていました。
そんな自分を育ててくれた音楽や部活の延長線上と言うべきか、気がつけば今の仕事について7年目になります。
普段は営業担当として島根県内の学校などを回ったりしていますが、時にヤマハ認定の管楽器修理の技術者としてお客様からお預かりした楽器をお店で修理したり、学校へ出向いて修理したりしています。
さて、最近かなり冷え込んできましたが、気候の変化は人体だけではなく楽器にも影響を及ぼします。
「よくわからないけど最近吹きにくくなってきたかも」そんな風に感じたら修理や調整に出す合図かもしれません。
また、特に気になることがなくても定期的に調整にだしておくと安心です。
些細なことでも構いませんので気軽にご相談いただければと思います。より良い状態で演奏できるようアドバイスさせていただきます。
それではATSUTA NEWS 今月号はこの辺で。
次回も是非ご覧ください！
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