楽器日誌
オーボエの選び方
こんにちは、太田です♫
最近アツタ楽器によくお問合せをいただく楽器「オーボエ」、皆さんはどんなイメージをこの楽器にお持ちでしょうか?
私はというと、キィがたくさん付いていて演奏が難しそう・・・
個性的な音色だなぁ、というのが第一印象でした。
今回はこのオーボエがどのような楽器なのかご紹介していきます☆
ダブルリード楽器
オーボエは木管楽器の中でもサックスやクラリネットと違ってダブルリード楽器に属しており、2枚のリードの間に息を送り込むことでリードを振動させ発音する楽器です。
ドイツ式かフランス式
オーボエには、ドイツ式とフランス式の、2つのタイプがあります。
現在、オーボエのメカニズムの主流になっているのがフランス式。19世紀に新しく開発され、その後パリ音楽院(コンセルヴァトワール・ド・パリ)で採用されたので、コンセルヴァトワール式と呼ばれるようになりました。大きな音量と、速い曲も演奏できるキイシステムが現代の要求に合致しているため普及しました。
ドイツ式は、19世紀には主流でしたが、現在は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など、ウィーンの奏者のみが使用している特別なオーボエ。そのためウィンナーオ-ボエと呼ばれます。やや鼻にかかったような、明るく華やかな音色が特徴です。
セミオートマティックかフルオートマティックか
オーボエには2種類のキィシステムが採用されています。主にオクターブキィの構造が違っており、フルオートマチックの方がキィが多く、重量や吹き心地が重くなります。 またキィが多い分、替え指のバリエーションが豊富です。 セミオートマチックはキィが少ない分、調整の不安が少なく、重量や吹き心地も軽くなります。大多数はメンテナンスのしやすさや吹きやすさからセミオートを選ばれる方が多いです。
管体の素材
一般的にオーボエには黒い管体のイメージがあります。黒いオーボエの素材は、クラリネットでも使っているグラナディラという木材です。比重が1.2あるいは1.3という重さに特徴があるグラナディラでつくったオーボエは、音が遠くに飛ぶという長所があります。広いコンサートホールに向いているといえるでしょう。また、ローズウッドという、茶色の木材が管体に使われることもあります。
より詳しくオーボエについて知りたい方はコチラを覗いてみてください。(ヤマハのサイトに繋がります。)
基礎的なところを知っていると実際に楽器店で試奏する際にもスムーズに自分の手に取りたい楽器が絞り込めますね。ぜひ参考になさってください☆
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