楽器日誌
クラビノーバ修理レポート「音が強く(大きく)出てしまう」
こんにちは、岩崎です。
先日、お客様からのご依頼をいただき、クラビノーバ修理にお伺いしてきました!
症状が、「特定の鍵盤だけ音が大きく出てしまう」との事。実際に確認してみると、中央より1つ高いオクターブのレの音が、タッチの強さに関係なく強打音が出ていました。
タッチを測定するセンサーゴムの劣化により引き起こされている症状でしたので、今回は該当部分のセンサーゴムを交換していきます。
ご使用の機種はヤマハ CLP-545PE。まずは鍵盤までたどり着くため、前板や蓋を外していきます。
CLP545は、前板にもスピーカーが付いているので、コネクターの外し忘れが無いよう気をつけます。
電子ピアノ修理あるある「スピーカーの磁石に外したネジ付けがち」
ここにくっ付ける事でネジ紛失を防止できます。スピーカーに磁石をつけて発明した先人に感謝です(笑)
鍵盤ユニットを固定しているネジを外して、ユニットを丸ごと取り外し。取り外す際、他の基盤に接触して壊さないように注意します。
鍵盤ユニットの手前にあるのは専用の治具。鍵盤パーツが動かないようにこの棒を差し込んで作業します。
治具を入れて鍵盤を逆さにひっくり返します。治具があることでハンマーが落ちるのを防いでくれるので、安全・確実に作業ができるのです。
鍵盤ユニットについている基盤を外すと、お目当てのセンサーゴムが顔を出します。これをを外して新しいものと取り替えます。
あまり見ない独特な形をしていますよね。裏と表で並べてみました。
毎回このセンサーをみると、も○のけ姫の「こだま」を思いまします(笑)気になる人は画像検索してみてください。
ということで、今回は以上の処置で症状の改善を確認、正しいタッチ感と音量で演奏することができるようになりました!
今回と同様の症状についての詳しい解説や、鍵盤センサーの仕組みについては↓のブログ記事で紹介しています。ご興味ある方はぜひご覧ください。
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今回のブログを担当しました、電子楽器修理担当の岩﨑です!写真はタイマーで自撮りしました!
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