楽器日誌
「電子ピアノの音が強く出る」修理事例紹介!
こんにちは!岩﨑です。
電子ピアノの修理依頼の中でよくいただく内容に、「特定の鍵盤だけ、音が大きく出る」というものがあります。
特によく使う中央のオクターブに見られる症状なのですが、どのような原因なのでしょうか?
電子ピアノのタッチ感知の仕組みは?
ヤマハのYDPシリーズ(アリウス)やCLPシリーズ(クラビノーバ)を例に見てみましょう
鍵盤の下には、センサーゴムと呼ばれるものが入っています。
このセンサーゴム、↓の図のように内側に2~3点の高さの異なる接点が付いています。
鍵盤を押すと・・・
センサーゴムが順番に基盤に接触していきます。この2~3点の接触する時間の間隔がどれくらいあるのかで、タッチの強弱を感知しています。間隔が長ければ音は弱く、間隔が短ければ強く発音されるというわけですね。
タッチに関係なく音が強くなってしまう原因は?
上記の症状の原因として最も有力なのが、このセンサーゴムの劣化により正しいタッチ感が測定出来ていないためです。
この場合、該当のセンサーゴムを交換する事で改善します。同じセンサーゴムの劣化が症状として、「タッチしても音が出ない」や「強く押し込まないと音が出ない」というものもあります。(「タッチしても音が出ない」症状に関しては、鍵盤の基板不良やスピーカー、アンプ部分の不良という可能性もあります)
アツタ楽器では、ヤマハ製電子ピアノ/エレクトーンの出張修理も承っております。(出張費は有料です)
鍵盤周りのトラブルは、演奏表現に直結してきますので、修理をされることをおススメいたします。
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