楽器日誌
【トロンボーン】ロータリーバルブとセイヤーバルブ(アキシャル・フローバルブ)とは？
こんにちは！矢田です(｡･∀･)ﾉﾞ
本日はトロンボーンのバルブについてご説明します！トロンボーンのロータリーバルブも種類がさまざまですが、今回は『トラディショナルロータリーバルブ』と『セイヤーバルブ(アキシャルフローバルブ)』の2種類のご紹介です！
トラディショナルロータリーバルブ
トロンボーンだけでなく、ホルンやチューバなどにも使用されているオーソドックスなタイプのロータリーです。
設計上コンパクトかつレバーの動作も軽快なのが特徴。現在のトロンボーンのラインナップでも主流となっています。
管の配置上どうしてもロータリー使用時の管の曲がりが急になってしまったり、ロータリー内部の管径が変化してしまう(※場合が多い)ために、抵抗感や音色に影響が良くも悪くも出てしまうという面もあります。
アキシャル･フロー･バルブ(セイヤー･バルブ)
このロータリーバルブの最大の特徴はなんといってもその音抜けの良さであります。F管使用時はもちろん、F管を使用していない時でも円形を保たれた管径と管を極力直線的な配置にしますことでロータリーを使用していてもその存在を感じさせない音抜けが得られます。
ただトラディショナルロータリーに慣れた方の中では抵抗感が逆になさ過ぎて違和感がある、レバーのストロークが大きい、ロータリー内部の接触面積が大きくなるためにこまめにお手入れをしないと動きが重くなりやすくなってしまう…などこの辺りの問題は奏者の好みも大きく関わってくると思います。
それぞれのロータリーにも特徴があります。選ぶ際は自分の好みのバルブを見つけるのもいいかもしれませんね。
ロータリーバルブ代表機種
YAMAHA(ヤマハ) YSL-882O
Bach(バック) 42B
セイヤーバルブ(アキシャルフローバルブ)代表機種
Getzen(ゲッツェン) 3047AFR
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