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動画付き！フルート試奏レビュー

動画付き！フルート試奏レビュー

管楽器 2021年10月6日

こんにちは！岩﨑です！

サックス・トランペットに続いて、動画付き試奏レビュー「フルート編」をお送りいたします！今回もフルート講師の先生にご協力いただき、実際の試奏動画と一緒にレビューをお届けいたしますのでお楽しみください！

↓過去の試奏レビューはコチラから！

・サックス篇

・トランペット編①

・トランペット編②

講師紹介

今回試奏/レビューしていただいたのは、ヤマハミュージックレッスン講師:糸川恵里香先生！

糸川恵里香(いとがわえりか）プロフィール

松江市出身。
11歳よりフルートを始める。
大阪音楽大学音楽学部管楽器専攻卒業。
第62回日本学生音楽コンクール大阪大会フルート部門入選。
第6回島根県新人演奏会に出演
ウィリアム・ベネット、トーマ・プレヴォ、瀬尾和紀各氏のマスタークラスを受講。

これまでにフルートを田中さち、大嶋義実両氏に師事。室内楽を長山慶子氏に師事。
現在、ソロ、室内楽等各分野で精力的に活動を行う。

糸川先生の講師紹介ページはこちら！(ミュージックスクールのHPへリンクします）

今回は、「頭部管/管体：銀製　キィ：白銅/洋銀製」の3モデルをメーカー違いでレビューしてもらいました！

ではいってみよう！

YAMAHA（ヤマハ）　YFL-697

YFL-600シリーズは、頭部管•管体パイプを銀製とした上質感あふれるシリーズ。伸びのある響きと暖かく豊かな音色を併せ持ち、より表情のある演奏が楽しめます。頭部管は、低音域から高音域までのバランスが良く、ダイナミクスレンジの広さが魅力です。芯のある音色でコントロールがしやすく、心地よい吹奏感が特長です。

「ストロビンガーフェニックスパッド」が採用され、深い響きで発音性が高く、幅広い表現力が魅力です。環境や経時による影響を受けにくく、長い間、理想的な状態が続きます。

講師コメント

音の高さに合わせて息の吹き込む角度を変えたりする必要が無く、同じ角度でも均等に音が出てくれるので、息の吹き込みのコントロールが難しい初心者の方でも吹きやすいと思います。細い息でも均等に鳴らしやすい反面、表現の幅の自由度が低く、音の強弱や抑揚等の吹き分けが難しいと感じました。

明るく華やかな音色で、細い息でも倍音の乗ったキラキラとした音が出ます。優しい響きなので、他の楽器と合奏する際のアンサンブルがしやすいとも思います。

YFLー697はリングキィ使用なので、カバードキィのものよりも音抜けがよく音量にも優れていますが、音孔をしっかり押さえる技術は必要ですね。

YAMAHA（ヤマハ）　YFL-697 商品詳細ページはコチラ！

Altus（アルタス）　A1007

Altus(アルタス)フルート、エントリーモデルのスタンダードシリーズ。アルタスでは妥協を極力排し、徹底したこだわりを持って製作しています。エントリーモデルでありながらハンドメイドシリーズと同じ設計の座金やキイカップ、ポイントアーム、キイメカニズム等を採用し、クオリティの高さと優れたコストパフォーマンスを両立させました。
A1007は、頭部管と管体が銀製、キィが白銅製のモデル。豊な響きとコストパフォーマンスが両立したフルートです。Eメカニズム搭載。

講師コメント

まず感じたのは音の立ち上がりの良さ。クッキリ、ハッキリとした立ち上がりで楽に鳴らし易かったですね。また音の跳躍が繋げやすく、スラーで吹いた時の音の滑らかさがとても自然で良いです。暖かくまとまりがある音色で、音を真っ直ぐ飛ばすことができます。ただ、ある程度息の量が必要で、細い息だと思ったように鳴り切らない印象ですね。

全音域でピッチが良く、試奏した3本の中では1番音程感が良かったです。高音域も変に上ずったりせず、楽器の方でしっかりと補正してくれる感じ。音程のコントロールが苦手な方でもストレスなく吹いていただけると思います。キィアクションも軽やかで、余計なストレスもありません。

Altus（アルタス）　A1007 商品詳細ページはこちら！

Muramatsu（ムラマツ）　GX CCE

人気モデル！限りなく総銀製に近い、温かく重厚な響きをもちながら、洋銀の明るくきらびやかな音色がスパイスのように効いて、ソロ、ブラスバンド、アンサンブル、オーケストラ…、あらゆる場面で個性が際立ちます。
総銀とはひと味ちがった、新鮮な響き。カバードキィ、Eメカ付き

講師コメント

私自身がムラマツのフルートをつかっているのもあるかもしれませんが、表現の自由度やコントロール性がとても高いと思いました。「こんな風に歌わせたい」という気持ちをそのまま演奏で表現できます。遠くまでよく響く、豊かで深みのある、しっとりとした落ち着きのある音色。とても日本人好みのフルートらしいサウンドだと思います。

演奏の自由度や音色の良さがある反面、楽器に合わせた息の入れ方、吹き込み方をコントロールできないと良い音で鳴り切らないので、この中ではより上級者向けの位置付けかもしれませんね。

音量も大きいので、コンサートやソロでの使用にも向いていると思います。

Muramatsu（ムラマツ）　GX CCE 商品詳細ページはこちら！

今回のレビューは以上！いかがでしたでしょうか？

フルートはマウスピースやリードが無い分、楽器の持ち味がしっかりと現れたレビューだったのではないでしょうか？ご用途や音色/吹き心地の相性を見ながらしっかり楽器選びしていただければと思います！

↓糸川先生がフルート講師を務める、ATSUTAミュージックスクールのHPはこちら！

https://atsuta-otona-school.jp/

管楽器にはそれぞれに違った個性があり、奏者によって感じ方や好みの音色も異なります。まずはご自分でも試奏して違いを体感いただくのが楽器選びの第一歩です！

↓試奏のご予約につきましてはこちらをご覧ください！