楽器日誌
【ハイブリッドピアノ】構造/修理事例の紹介!
こんにちは!岩﨑です。
今日は、電子ピアノの中でも上位機種である「ハイブリッドピアノ」について、
構造の解説とよくある修理事例についてご紹介いたします。
ハイブリッドピアノとは?
簡単に言えば、「アコースティックピアノの鍵盤、アクション構造を搭載した電子ピアノ」の事。
電子ピアノの便利性とアコースティックの弾き心地を併せ持った電子ピアノの上位機種になります。アコースティックピアノに限りなく近い弾き心地かつ、電子音のため音量調節が容易なので、生活環境により常に大きな音で練習ができないかたにとてもおススメの楽器です。
ハイブリッドピアノの発音構造は?
鍵盤やハンマーの動きを、「光センサー」で感知して発音しています。
↑鍵盤の下には、「シャッター」と呼ばれる光を遮る板状の部品がついており、鍵盤を押すとこのシャッターが下りて、流れている光を遮ります。
このシャッターは、先端は透明に近く、根本は色が濃くなるグラデーションの色をしており、根本に行くにつれてより多くの光を遮断するように出来ているので、光を受け取る「受光シート」が光量を判断して鍵盤の位置を認識して発音の強弱を決めています。
通常の電子ピアノの様に「接点ゴム」を搭載していないため鍵盤の動きに影響を与えず、アコースティックピアノと同じ様なタッチ感を実現しています。
よくある修理事例は?
上記の光センサーの働きが悪くなると、正常なタッチを感知できず、「音が出ない」「タッチの強弱がおかしい」といった発音不良が発生します。
また、アコースティックと同様な鍵盤、アクション、ハンマーを搭載していますので、湿度や温度変化により木材/クロス/フェルトの変形が起きて「鍵盤が動かない/重い/軽い」といった症状が発生することも。
該当のパーツを交換したり、鍵盤、アクションの整調を実施することで症状が改善します。
修理の症状もハイブリッド!
ハイブリッドピアノは、機械部分とアコースティック部分のどちらもを持っているため、修理症状もそれぞれ原因が分かれてきます。
調子がおかしいな?と思われたらぜひアツタまでご相談ください!
アツタ楽器では、ヤマハ製電子ピアノ/エレクトーンの出張修理も承っております。(出張費は有料です)
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