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動画付き！フルート試奏レビュー②

動画付き！フルート試奏レビュー②

管楽器 2021年11月7日

こんにちは！岩﨑です！

今回は、動画付き試奏レビュー「フルート編」その②をお送りいたします！今回もフルート講師の先生にご協力いただき、実際の試奏動画と一緒にレビューをお届けいたします！

↓過去の試奏レビューはコチラから！

講師紹介

今回試奏/レビューしていただいたのは、ヤマハミュージックレッスン講師:糸川恵里香先生！

糸川恵里香(いとがわえりか）プロフィール

松江市出身。
11歳よりフルートを始める。
大阪音楽大学音楽学部管楽器専攻卒業。
第62回日本学生音楽コンクール大阪大会フルート部門入選。
第6回島根県新人演奏会に出演
ウィリアム・ベネット、トーマ・プレヴォ、瀬尾和紀各氏のマスタークラスを受講。

これまでにフルートを田中さち、大嶋義実両氏に師事。室内楽を長山慶子氏に師事。
現在、ソロ、室内楽等各分野で精力的に活動を行う。

糸川先生の講師紹介ページはこちら！(ミュージックスクールのHPへリンクします）

ムラマツ、アルタス、ミヤザワから各1モデルづつ、合計3本のレビューとなります。早速レビューに移ります！

Muramatsu（ムラマツ）　DS RCE

総銀製ハンドメイド、ドゥローン（Drawn 引き上げ）トーンホール・モデルです。重厚で深く柔らかい音質、豊かな音色の変化などの特長は、「銀はフルートの代名詞」とも言えるほどの材質です。
高い精度で管体から引き上げられたトーンホールは、美しいレガートと歯切れの良いスタッカート…、それらを巧みにあやつる、優れた操作性を実現します。
吹きやすさの中に心地良い抵抗感を伴い、吹くひとの思い描く音色や表現に、豊かなキャパシティが応えます。

RCE は、Eメカ付きオフセットリングキィ仕様。
指先で息遣いを感じられるリングキィは、より幅広い演奏表現を可能にした経験者向けの楽器です。

講師コメント

「表現の幅が広く、少ない息でも多い息でも豊かになってくれる楽器です。音のコントロール性も高く、イメージの通りに吹き分ける事ができますし、音に変なノイズやガサつきも少ないのでそういった音の処理もストレスなく行えます。豊かな響きと表現力が魅力です。

全体的にしっかりと鳴らす為には息の量が必要なので、初心者のうちは扱いづらく感じるかもしれません。また音域によっての吹き分けも必要で、特に中〜低音域では太めの息を入れないとしっかり鳴らない印象です。フォルテで強く吹くときはあまり感じませんが、息を弱めてピアノで吹こうと思うと息が当たりづらく感じるので、その辺りもうまくコントロールしてあげると良いと思いました。

しっとりとした暗めの音色なので、クラシックだったり、短調の曲に特にマッチすると思いました。音の立ち上がりが良く、スタッカート等の短い音もより効果的に表現する事ができます。」

Muramatsu（ムラマツ）　DS RCE 商品詳細ページはコチラ！

Altus（アルタス）　TS-RE

エントリーモデルのスタンダードシリーズの総銀製モデル。アルタスでは妥協を極力排し、徹底したこだわりを持って製作しています。エントリーモデルでありながらハンドメイドシリーズと同じ設計の座金やキイカップ、ポイントアーム、キイメカニズム等を採用し、クオリティの高さと優れたコストパフォーマンスを両立させました。

講師コメント

「明るくてハッキリとした太い音色です。とてもフルートらしい音だと思います。音の立ち上がりが良く、出だしからハッキリと音がなってくれます。小さい音も綺麗に出しやすいです。

良い音で鳴らす為には太い息が必要で、特に低〜中音いいでは太い息がキープできないとガサつきが出たりなり切らないところがあるので、全体的に太めの息でしっかり綺麗な音が出るように意識してあげると良いと思います。特にフォルテで吹く際は息の量が必要です。

明るめの音色で音の輪郭もハッキリしているので、マーチなどの明るい雰囲気の曲にとても合うと思います。吹奏楽にもおすすめです。」

Altus（アルタス）　TS-RE 商品詳細ページはこちら！

Miyazawa（ミヤザワ）　Atelier-2

管体銀製モデルのAtelier-2は、豊潤で温もりのある音色が特徴。銀管が生み出す柔らかく豊かなサウンドでありながら、音量のコントロールも付けやすいです。カバードキィ・Eメカ付き。

講師コメント

「まずキィの動きがとても柔らかく滑らか。音のつながりがとてもスムーズなので、スラーが吹きやすいです。キィを押さえる力が弱くても、しっかりとキィが閉じてくれる様な印象を受けました。音がまっすぐストレートに飛んでいくイメージで、明るい音色と軽快な吹き心地です。少ない息でも音が出やすく、音が長く伸ばしやすいので全体的に無理なく吹く事ができます。

材質の違いもあるのか、鳴らしやすい反面、息を入れても入りきらないというか、息の許容量は全体的に少ない感じがします。全体的に音量感も控えめなので、フォルテでしっかりと響かせたい方には物足りないかもしれません。

高音域は音が細くなりやすいので、特に意識してしっかりと吹き込んであげると良いと思います。」

Miyazawa（ミヤザワ）　Atelier-2 商品詳細ページはこちら！

今回のレビューは以上です！

上級者向けの総銀/リングキィ仕様を2本と、管体銀製、キィは洋銀製のモデルを1本の試奏レビューとなりました。素材やメーカーによる違いを、動画など参考にして感じていただければと思います。

↓糸川先生がフルート講師を務める、ATSUTAミュージックスクールのHPはこちら！

https://atsuta-otona-school.jp/

管楽器にはそれぞれに違った個性があり、奏者によって感じ方や好みの音色も異なります。まずはご自分でも試奏して違いを体感いただくのが楽器選びの第一歩です！

また、とりあえず楽器を持っていみたい・・・という方には特価商品や中古楽器もおススメです。

↓人気モデルやレア物、お買い得な中古楽器など、アツタ楽器で試奏できるフルート在庫リストはコチラ！