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動画付き！サックス試奏レビュー③

動画付き！サックス試奏レビュー③

管楽器 2021年12月4日

こんにちは、岩﨑です！

管楽器講師による試奏レビュー、今回はサックス編の第3弾となります！

↓これまでの試奏レビュー記事はこちら！

講師紹介

今回も、試奏/レビューしていただいたのは、ヤマハミュージックレッスン講師:澤田利明先生！

澤田利明(さわだとしあき）プロフィール

小学生の時に聞いたジャズのアルバムに衝撃を受け、12歳から吹奏楽部に入部しサクソフォンを始める。クラシックサクソフォンを片寄麻美、杉本孝一、大城正司、ジャズを高見延彦の各氏に師事。
現在ソロ、室内楽からフュージョンをメインにしたバンド活動の傍ら、クラシックで培われた美しい音作りの基礎を大切にしたレッスンを行っている。

澤田先生の講師紹介ページはこちら！(ミュージックスクールのHPへリンクします）

今回である今回は、YANAGISAWA(ヤナギサワ)のミドルクラス1本と限定生産モデル1本、SELMER(セルマー)のフラッグシップモデル1本の試奏レビューとなります！それではどうぞ！

Yanagisawa(ヤナギサワ)　A-WO2

サクソフォンの専業メーカーとして名高いヤナギサワ。従来モデル901/902を新たに改良し2014年に新たに誕生したモデルになります。ライトな管体から生まれる非常に軽い吹奏感が何よりも特徴的でしょう。銅の含有率の高いブロンズブラスを使用しているため、より太く柔らかい、温かみのあるサウンドです。

講師コメント

「ライトウエイトのモデルだけに少ない息でも音が鳴らしく、反応操作性ともにとても優れている一本です。ブロンズブラス製らしい落ち着いていて温かみのある音色で、同じYanagisawaのA-WO1(イエローブラス製)に比べると音程・音量変化が付けやすく、JAZZやPOPSのセッティングにもマッチしやすい印象です。

小さな息でも鳴らしやすいですが息がつまる感じではなく、適度な抵抗感があって音抜けもいいです。同価格帯の楽器と比べてもかなりコストパフォーマンスのよい楽器だと思います。

より艶やかな音色やダイナミックスレンジの幅をお求めの方にはA-WO20（ヘヴィータイプ）も一緒に試されるといいかなとも思いました。」

Yanagisawa(ヤナギサワ)　A-WO2 商品詳細ページはこちら！

Yanagisawa(ヤナギサワ)　A-WO30BSB

ZEN-ON創立90周年を記念して造られた、ヤナギサワサックスの限定モデル。ZEN-ONを象徴する青色から着想された桔梗（キキョウ）の花が管体に手彫りで施されています。銀材を使用したWO3番台で、初の単座使用モデル。長座を外し軽量化することで、高いレスポンス牲を実現しました。

ネックと2番管はシルバー製、1番管とベルはブロンズブラス製を採用。シルバー製のシャープさと、ブロンズブラス製の柔らかさとが相俟って、演奏表現の新たな領域を拓きます。

講師コメント

「ワンランク上の高級サクソフォン。操作性、ダイナミックな音量感、音抜けともに素晴らしい一本です。音色はシルバー特有のまろやかで、雑味のまったくないタイトに絞られた非常に美しい音色。
特にクラシックプレイヤーの方に非常にマッチする音色、吹き心地だなと思いました。JAZZ/POPS系のセッティングでもギラつきやザラつきが抑えられたまろやかな音色です。

吹き心地や管体自体はやや重た目なのですこし上級者向けですが、吹きづらい訳ではなく本当に心地よい抵抗感です。細部の作り、カラーリングも美しく、キィのバネは心なしかより頑丈な素材のような気がします。とても安定感のある操作性です。

付属のヤニー・ブースターを組み合わせると音の抜け感や鳴り方が1段上がると思います。
あとは完全に奏者の好みですが、吹いたときに雑味や振動感を感じたい方には別の楽器の選択肢もあるかなと思いました。」

Yanagisawa(ヤナギサワ) A-WO30BSB の商品詳細ページはこちら！

Selmer(セルマー) Supreme

Selmer（セルマー）の最新/最上位機種のSupreme(シュプレーム)「完璧なバランスのイントネーション」、「多くの色合いを秘めた音」、そして「抜群の反応の良さ」。サクソフォン固有の制約を巧みにカバーし、無限の可能性を持っています。

講師コメント

「セルマーが満を持して発売した「シュプレーム」、間違いなく現存するサクソフォン史上最高の楽器だと思います。楽器自体が演奏者に表現の幅やアプローチを知らせてくれる様な感覚で、吹くたびに新たな発見があります。

コンパクトかつ洗練された操作性。そしてなにより音程感、音量感、音抜けが抜群で、適度な雑味があり、リードや楽器の振動がしっかり伝わってきてとても心地がいいです。AーWO30とはいい意味で真逆の印象です。音色は上品で深い響きとコクがあり、シリーズ3のブライトな音色ともまた逆の印象ですね。

ダイナミクスレンジのキャパシティがとても広く、どれだけ強く吹き込んでも限界が見えないですし、弱音にしてもピッタリと反応します。マウスピースのレンジの限界の方が先に来ました（笑）またクラシックセット、ジャズセットとマウスピースや奏法を変えてもしっかりとそれにあった音色で奏でられる、なんでもこいのハイブリッドな楽器です。

今までのサクソフォンになかった部分も多く、一つあげるとネックと本体をつなぐネジが回転します。これが位置によってかなり音のツボがかわってくるので面白い仕掛けだなと思いました。
「こういう風に吹いて」と楽器が呼びかけてくれるようで、楽器に奏者が成長させられる感じです。ずっと吹いていたくなる一本ですね。しかし唯一にして最大の難点は、値段も相応に最高峰という一点です～(´;ω;｀)笑」

Selmer(セルマー) Supreme の商品詳細ページはこちら！

今回は以上となります！第1弾から、当店の主要なアルトサックス在庫についてのレビューを掲載してまいりましたが、今後はテナーサックスなどその他のサックスについてもレビュー掲載していこうと思います！次回の更新をお楽しみに！！

↓澤田先生がサックス講師を務める、ATSUTAミュージックスクールのHPはこちら！

https://atsuta-otona-school.jp/

それぞれに違った個性があり、奏者によって感じ方や好みの音色も異なります。まずはご自分でも試奏して違いを体感いただくのが楽器選びの第一歩です！

また、とりあえず楽器を持っていみたい・・・という方には特価商品や中古楽器もおススメです。

↓人気モデルやレア物、お買い得な中古楽器など、アツタ楽器で試奏できるサックス在庫リストはコチラ！