楽器日誌
電子ピアノ修理レポート「ペダルが効かない」
久々の修理実施レポート！
こんにちは！岩﨑です。
先日、お客様のご自宅へ修理にお伺いしてきました！
今回の機種は、YAMAHA クラビノーバ CLP-430。
2011年４月発売の電子ピアノ。当時最新の「RGE（リアル・グランド・エクスプレッション）音源」が搭載されており、より豊かなピアノ表現を再現したモデル。
今回はコチラのダンパーペダル（サスティーンペダル）が効かない、というもの。
原因としては①ペダルユニット内の基盤の故障②ケーブル断線③コネクタの接触不良の３つが怪しいと予想。
という事で、まずは一番可能性の高い、ペダルユニットの基盤の交換のため、ペダルを分解します。
鉄製のフレームに基盤とバネが入っており、このバネがペダルの踏み心地を再現しています。
該当のダンパーペダルのセンサー部分。ここのパーツの消耗により踏み心地が感知できず、ペダルを踏んでいてもサスティーン効果がかからなかったようです。
さらに、ダンパーペダル部分のクッションフェルトもかなり消耗してへこんでいました。さらに消耗が進むとペダルを踏んだ際の「カチカチ」という異音につながるため、お客様の許可をいただきついでに交換。
②と③の接点とケーブルの点検も行いましたが、こちらは問題なし！どうやら基盤交換だけで大丈夫そう。ペダル基盤とクッションフェルトの交換を実施、症状を改善することが出来ました！
よく使う部分は消耗が早い？
電子ピアノのペダルの中でも一番よく使うダンパーペダルは、消耗頻度が多いため不具合が起こりやすい傾向にあります。様子がいつもと違う？と感じられたらお気軽にお問合せ下さい！
アツタ楽器では、ヤマハ製電子ピアノ/エレクトーンの出張修理も承っております。（出張費は有料です）
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