小学生の時に聞いたジャズのアルバムに衝撃を受け、12歳から吹奏楽部に入部しサクソフォンを始める。クラシックサクソフォンを片寄麻美、杉本孝一、大城正司、ジャズを高見延彦の各氏に師事。
現在ソロ、室内楽からフュージョンをメインにしたバンド活動の傍ら、クラシックで培われた美しい音作りの基礎を大切にしたレッスンを行っている。

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今回は、3大メーカー「YAMAHA」「YANAGISAWA」「SELMER」のモデルを試奏してもらいました！

YAMAHA（ヤマハ）　YTS-62

ヤマハサックスの定番人気モデル、62シリーズのテナーサックス。カスタムで培われた技術を継承し、心地よい吹奏感と美しい響きを纏ったモデルは、更なる高みを目指します。

講師コメント

「ヤマハらしい癖のなくまろやかな音色で、レスポンスが良く、軽く吹き込んでも十分綺麗に鳴ってくれます。

重すぎず軽すぎずバランスの取れた吹き心地。アルトやソプラノサックスの様にコンパクトなキィレイアウトで、手の小さなお子様や女性の方でも非常に操作し易くなっています。

音程感に優れていて、特にクラシックサウンドでの演奏の際はムラがなくシームレスなフレーズを表現しやすいです。逆にジャズサウンドの際はサブトーンなどのダークな表現は出しづらく、枯れた感じや雑味を表現するのは不向きかなと感じます。

全体的に綺麗に統一されたサウンドで、コストパフォーマンスに優れた吹奏楽・クラシックにおすすめの楽器です。」

YAMAHA(ヤマハ) YTS-62 商品詳細ページはこちら！

Yanagisawa(ヤナギサワ) T-WO2

サクソフォンの専業メーカーとして名高いヤナギサワ製のテナーサックス。管体素材には銅の配合が多く温かみのある落ち着いた音色のブロンズブラスを採用。重量が軽く、吹き心地も軽快な「ライトタイプ」仕様です。少ない息でも鳴らしやすく、セッティング次第でクラシック～ジャズ・POPSと幅広く使える1本です。

講師コメント

「ブロンズブラスらしいまろやかさが有りつつも、ボリューム感・遠達性に優れたサウンド。とても鳴りが良く、自分の息遣いやリードの振動を感じながら演奏でき、心地よい抵抗感を持っています。

こちらもヤマハ同様に、キィレイアウトがコンパクトにまとまっており優れた操作性だと思います。クラシックサウンドの際は、音程・音色に少しムラが出やすいので、奏者側でコントロールしてあげる必要がありました。

楽器のもつサウンド的にも、ポピュラー系の曲調にマッチしやすいかなと感じました。曲調の幅が広いため、吹奏楽やポップス系を好まれる方、ミュージックレッスンの生徒さんなどにおすすめの一品です。」

Yanagisawa(ヤナギサワ)　T-WO2 の商品詳細ページはこちら！

Selmer（セルマー）　SELES AXOS TENOR

Mantes-la-Villeの工場で開発され、製作されるアクソステナーサクソフォン。
プロフェッショナル向けサクソフォンの入門モデルと位置づけられるアクソスは、しなやかさ、精密さ、音の伸びといった、全てのセルマー・サクソフォンに共通する品質を備え持ちます。

講師コメント

「重厚感はありつつもブライトな音色。ダークな曲調でも艶のある明るいニュアンスを感じられます。

先ほどの2本（ヤマハ、ヤナギサワ）と比べると重た目な吹奏感で、ある程度しっかりとした息を吹き込む必要はありますが、演奏表現をつける上では心地よく感じる抵抗感です。

キィレイアウトは若干ワイドで、手の小さな方だと慣れるまでは操作が大変かも知れませんが、感覚に慣れてもらえれば問題はなさそうです。ダイナミクスレンジが広く、特にフォルテ側の表現の広さに優れています。音程感は若干ムラがあるので、特にド＃などの解放音でのピッチコントロールには意識を向けて演奏して欲しいですね。

オールジャンル使える1本ですが、どちらかと言えばクラシック向きの楽器だと思います。楽器自体にパワーがあるので、ダイナミックな表現力を求められる方にもおすすめです。」

Selmer（セルマー）SELES AXOS TENOR の商品詳細ページはこちら！

Selmer（セルマー）SA-80Ⅱ JUBILEE TENOR

セルマー・パリ社のサクソフォンの基本となる機種で、最も完璧なシリーズと言われおり、クラシック、ジャズそしてポップスの著名な演奏家たちに長く賞賛されています

講師コメント

「セルマーらしいコクと深みが感じられる、クラシック向けのまろやかな音色です。しっかりと響き、音量にも優れています。

ダイナミクスレンジが広く、ピアノからフォルテまで幅広い表現をしっかりとつけることができます。吹奏感はアクソスよりも抵抗感があり、より経験者向けの吹奏感。小音量での演奏には、慣れるまでは難しさを感じるかも知れません。抵抗がしっかりとある分安定感があり、強く吹いても楽器が無理をしない感覚です。

セルマーラインナップの中ではコンパクトなキィ配置となっていて、サイドキィ等の操作性も無理なく、扱いやすいです。アクソス同様解放音の音程コントロールは必要ですが、クラシックサウンドの際は音程ムラが少なく滑らかに感じました。吹奏楽やクラシックプレイヤーの方、ジャズプレイヤーでもバリっとした音色やパワフルな音量を求められる方におすすめです。」

Selmer（セルマー）SA-80Ⅱ Jubilee Tenor の商品詳細ページはこちら！

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今回のレビューは以上です！

アルトサックスの時とはまた違った、しっとりとした雰囲気の曲での試奏レビューとなりました！アルトとテナーでは求められる音楽表現もまた違うんですね、そういった点でも勉強になったレビューでした！！

↓澤田先生がサックス講師を務める、ATSUTAミュージックスクールのHPはこちら！

https://atsuta-otona-school.jp/

それぞれに違った個性があり、奏者によって感じ方や好みの音色も異なります。まずはご自分でも試奏して違いを体感いただくのが楽器選びの第一歩です！

また、とりあえず楽器を持っていみたい・・・という方には特価商品や中古楽器もおススメです。

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