
管楽器の始め方 Q&A
『トロンボーン』オープンラップとトラディショナルラップの違いは?
トロンボーンの『トラディショナルラップ』と『オープンラップ』の違いについて!
そもそも『ラップ』とはF管アタッチメントの巻き方を表しています。上の出っ張りがあるか無いかが大きな違いです。
写真右の出っ張りがあるのが『オープンラップ』無いのが左が『トラディショナルラップ』です。メーカーやモデルの違いにより、細かな設計が異なる可能性もありますが、以下のことがそれぞれ特徴となっています。
『トラディショナルラップ』
F管の巻き方が本体からはみ出さないコンパクトなレイアウトになっています。巻き方が複雑で屈曲が多く空気の抵抗が強いため、オープンラップに比べると長めに設計されているものが一般的です。管が長いため重量が重く、支柱などの細かいパーツの数も増えています。軽快で細かな演奏は苦手としていますが、骨太なしっかりした重厚感のあるサウンドを楽しめます。
『オープンラップ』
近年使用している人も多くみられるのがこの本体からはみ出ているのが特徴のオープンラップです。曲がっている場所を極力減らした巻き方です。抵抗感が少ないのでより解放的な吹奏感が特徴的です。そのため素早く細やかな表現を得意としています。採用されているロータリーバルブとの組み合わせによっては、オープンラップしか作られていないモデルもあります。
演奏者の好みに合った方を選ばれるといいと思います!現在店頭にはトラディショナルラップとオープンラップの2種類があります。試奏もできますので、ぜひご来店ください!!