楽器日誌
電子ピアノ修理レポート「カチカチと音がする」
こんにちは!岩﨑です!
クラビノーバの修理依頼をいただきましたので、その内容をレポートしていきたいと思います!
今回ご依頼があったのは、クラビノーバ CLP-440R
2011年4月に発売されたモデルで、当時最新の「RGE(リアル・グランド・エクスプレッション)音源」が搭載されたシリーズ。鍵盤から指を離した瞬間の音の変化や、共鳴音も再現されています。
ご依頼の症状が、「1オクターブ以上のまとまった範囲で、打鍵時にカチカチと音がなる」というもの。さらに同じ範囲で鍵盤が下がったまま戻らないこともあるようです。
今回の症状ですと、おそらく原因は鍵盤ユニット内のストッパーフェルトの剥がれが原因かと思われます。早速分解して確認してみましょう。
↑鍵盤ユニットまで分解してみました。ご覧の通りフェルトが広範囲で剥がれていますね。このため打鍵時にハンマーとフレームが直接接触してしまい、「カチカチ」というノイズが発生しています。
↑剥がれたフェルトにハンマーが引っかかってしまい、鍵盤が戻り切らない症状も併発しています。
鍵盤フェルトの交換で全ての症状が解決しそうですので、早速交換作業やっていきましょう。
まずは鍵盤ユニットを本体から取り外し、ハンマーが動かないよう治具を入れてユニットを縦に。
↑鍵盤フェルトの様子。フェルトやスポンジが何層かに重なった構造をしていますが、その中のスポンジが湿度や経年によって劣化して剥がれています。一度完全にフェルトを剥がし、新しいものを貼り直します。
↑取り付け完了!88鍵盤が1本のフェルトでまとまっているので、剥がすのと取り付けるのは結構慎重さが必要です。焦って一気に剥がすと途中でプツプツ切れてしまって逆に時間がかかります。無駄な焦りは禁物ですね。
フェルトの交換によって、打鍵音も静かになり、鍵盤の動作不良(戻らない)も改善できました〜♪
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電子ピアノ/エレクトーンの故障ってどんな事?
よくあるのは鍵盤やペダル周りの故障。演奏の際必ず動かすため消耗がすすみやすく故障が起きやすい部分となっています。
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